日本ではそれがどんな薬でも、薬として認可(認可)されるためには、国内の製薬会社がその薬を製造販売して採算が合う仕組みが必要なんです。
なので、医療大麻ではその製品化が難しい部類になります。
例えば研究開発された新薬なんですが、薬の販売から数年の間については、この研究開発費を回収することが出来ます。
法律で定められているのですね。
それで新薬の場合には薬価が多少高めに設定されているのです。
この特定の期間を過ぎてしまえば、新薬はもはや新薬ではありません。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)として自由に別の商標で販売出来るのです。
お薬の成分は新薬もジェネリック医薬品もまったく同じですから、薬の効き目は同じです。
ジェネリック医薬品のお値段は新薬に比べて三分の一から五分の一くらいの価格設定がされているのが通常ですから、庶民にとってはお求めやすいお薬となります。
医療大麻については研究開発の余地はありません。
何故なら大麻(ヘンプ)即医療大麻なんですから。
もう少し詳しく説明します。
通常の医薬品では、その生産者価格はグラム・ミリグラム(g・mg)いくらで薬価が定められます。
大麻は植物でも草の部類なので、その販売価格はキロ(Kg)あたりいくらで売買されます。
背丈が低い大麻のある種類では、その皮を剥いで乾燥させればお薬となります。
これでは製薬会社にはまったくうま味がないのですね。
適正な利益や研究開発費が回収出来ないのです。
大麻は栽培しようと思えば、日本全国各地のどの場所でも比較的簡単に栽培が可能です。
米や麦の栽培よりも簡単なくらいのものなのです。
ですから日本では、ことさら大麻栽培については、関係官庁は目を光らせます。
大麻は現在日本では栽培を硬く禁止されている薬物(麻薬)を生み出す草なんですね。
この点については多分、多少の誤解も存在するようです。
大麻でも背丈の高い繊維を採取するための大麻では麻薬成分がまったく含まれていません。
苗の段階で大麻の種類が判別しずらいのが恐らく災いしています。
大麻受難時代と名付けました。
混同されているのですね。
もちろん日本国内に於いては、麻薬成分を多量に含む背丈の低い大麻の栽培は厳禁です。
外国には医療大麻を積極的に治療に取り入れているような国もあります。
例えばアメリカのある州では、末期エイズ患者の食欲を増進させる手段として医療大麻が使われています。
それで相当な効果が得られているということなんです。
それから末期がん患者の痛みを緩和するために、普通はモルヒネが使われますが、モルヒネの連用により麻酔の効果がなくなったときに、医療大麻が効果がある場合もあるらしいです。
こういった純粋な医療目的ならば、医療大麻の使用も許されるのではないでしょうか。
患者を苦しみから救うことに繋がるからです。
大麻は医療大麻に限り認可されるべきだと考えます。
ですが、医療大麻の成分は麻薬成分なので、その運用には特段の注意が必要なのです。
日本は医療大麻の使用についても世界一厳しい国のひとつです。
それも我々国民のことを考えての決断なのでしょうね。

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